近視の視力回復のコツ

遠くが見えないことは、とてもつらいことです。
社会人になったら、それほどでもありませんが、学生さんは勉強に身が入りませんよね？小学校や中学校、高校、大学では、黒板を使った授業を行ないます。

一番前の席に座れれば、遠くが見えないと悩むこともないと思いますが、いつでも好きな席に座れるわけではありません。今は小学校などでは、近視の子供が増えているために、前のほうの席は取り合いだと聞きます。

遠くが見えないとき、一時的にピントが合わないのか、それとも近視で見えないのか、ということがあります。いいかえると毛様体筋のコリだけのケースと、眼球が長いケースがあるということです。ここでは前者を考えてみます。遠くが見づらいときは、毛様体筋が緊張して、水晶体が厚くなったまま戻らずにいます。本来遠くを見ると水晶体は薄くなって、焦点を網膜まで延ばしますが、水晶体の厚みを調節している毛様体筋が固まっているので、網膜の手前で焦点を結んでしまうのです。

そうなると遠くが見えないときは、毛様体筋の緊張をほぐしてやれば、視力がアップすることになります。仮性近視やピントフリーズ現象を起こしている人は視力が回復しますし、視力0.1以下の強度近視の人でも、一時的に視力を上げることは可能です。要は疲れ目の解消ができるということです。

学校の授業だけではなく、学校の視力検査（学校検眼）や車の運転免許証の更新時に行なわれる視力検診でも役立つ方法を解説します。遠くが見えないときですから、映画館の字幕が見づらいときでも活用できます。

遠くが見えないとき、強く目をまばたきしてみましょう。
ゆっくり5回強くまばたくのです。そして最後は、ちょっとだけ維持します。すると緩めたときに、血液がドッと目の中に入ってきて、目の血行がよくなることになります。これが毛様体筋のコリをほぐすわけです。これは目のエクササイズであり、運動です。気づいたらやってみましょう。

5回を1セットとして、2〜3セット行なうとよいでしょう。
これだけで眼球内の血行がよくなり、遠くが見えない現象を解決できるだけでなく、疲れ目や眼精疲労の予防や解消にもなります。