近視の視力回復のコツ

視力回復トレーニングの方法は、視力回復センターへの通院や雑誌の広告などにある視力回復訓練機のイメージがあるかもしれません。

しかし実は、自力で視力回復トレーニングは実行可能なものです。いいかえると高価な費用をかけずとも、また遠くまで通院しなくても、自宅で簡単に、しかも無料で視力訓練はできるということです。

視力回復トレーニングの方法の考え方は、目の筋肉を鍛えるということです。一般的な視力回復理論によれば、近視とは目の筋肉が弱体化したために遠近調節がうまくいかなくなった状態。そこで目の筋肉を強化すれば、毛様体筋の調節も復活して、近視が治ると考えるわけです。

しかし実際は、効果があるのは屈折性近視までで、眼球が伸びている軸性近視には、視力回復トレーニングの方法では効果があまりないともいわれます。しかし、まったくムダではないでしょう。たとえ視力0.01という強度近視であっても、目のエクササイズをすることで、目の血行がよくなりますし、急激な視力低下を予防できます。それ以上、度を進ませないことが可能なのです。

また視力回復トレーニングの方法の効果は、視力改善だけではなく、速読の習得、スポーツの上達にまで波及します。動体視力訓練に通ずるものがあるからです。このことは生活の質（ＱＯＬ）を高めることにつながります。視野も広がりますので、旅行などで景色をより一層楽しめることにもなります。

視力アップトレーニングの方法によって、近視を治すことも大切ですが、視覚というものは、視野、瞬間視、動体視力、脳の情報処理能力、深視力（立体視）なども含みますので、トータルに視力向上させるという考えも大切です。

視力回復トレーニングの方法は、目の筋肉を鍛えるエクササイズ。不随意筋である毛様体筋を強化するには、遠くと近くを交互に見比べるだけです。明暗を調節する虹彩筋をエクササイズするには、明暗の刺激を与えるだけです。

眼球を動かす随意筋である外眼筋を強化するには、眼球をいつもより速く動かせばよいのです。外眼筋は一見視力回復に無関係のようにも思えますが、ベイツ理論によれば近視回復に深く関わっているといいます。そのほか遠視や乱視、斜視、眼病も、外眼筋の緊張が原因といわれています。

視力回復トレーニングの方法は、眼筋を強化する目の運動ですから、やりすぎは禁物。1セットは10秒以内にとどめて、それを数セット行ないましょう。自宅で毎日、視力回復トレーニングを実施することが大切です。